里帰りで母とケンカして、親になった自分に気づいたこと

妊娠・出産

母と私は、40歳まで実家で一緒に暮らしていました。

国内外の旅行にも何度も行き、美味しいものを食べに行き、嬉しいことも大変なことも、たくさん一緒に乗り越えてきました。

家族の中でも特に母とは仲が良く、「そっくりだね」と言われることも多い関係です。

長い時間を一緒に過ごしてきたからこそ、
お互いの性格や考え方もよく分かっている

…はずでした。

でもその「分かっているつもり」が、時々すれ違いを生むこともあります。

母は感情が溜まると一気に爆発するタイプ。

私は争うのが苦手で、言い返さずに部屋にこもってしまうタイプ。

お互いに本音をぶつけきれないまま、仲直りまでに時間がかかる。

そんな関係でした。

今回こそ、ケンカはしないと決めていた久しぶりの里帰り。

私は心に決めていました。

「今回はケンカなんてしたくない。毎日ちゃんと、感謝の気持ちを伝えよう」



里帰りが始まると、母は言葉通り、私と赤ちゃんを全力で支えてくれました。

• 家事はすべて母が担当

• 夜中の授乳にも付き合ってくれる

• 栄養を考えたごはんを毎日たくさん作ってくれる

本当にありがたい毎日で、寝る前には必ず「今日もありがとう」と伝えていました。


■少しずつ溜まっていった、見えない疲れ

でも、そんな生活が数週間続くと、少しずつ無理が出てきました。

母は仕事も休み、大好きな趣味の時間も取れず、寝不足の毎日。

きっと相当なストレスが溜まっていたと思います。

一方の私はというと、

• 作ってくれたものは残さず食べなきゃ

• 母が動いていると、私も休んじゃいけない気がする

• 自分のペースが分からなくなっていく

感謝しているはずなのに、どこかで息苦しさを感じていました。


■きっかけは、ほんの一言

ある日、母と楽しく話している中で、私の何気ない一言が引き金になりました。

突然、母が怒り出し、

• 当たり前だと思うな

• 感謝の言葉も言われない

• 自分の家なのに、気が休まらない

と、次々に言葉が出てきました。
そこからは、ずっと昔の話まで持ち出され、怒りは収まりません。

「たしかに私の言い方は良くなかった。でも、そこまで言われなきゃいけないの?」

そう思いながらも、私は反論せずに聞いていました。

でも寝不足も重なり、心の余裕は限界に近づいていて…。

それから数日間、母とほとんど口をきかない日が続きました。




■早く帰るという選択

他の家族が間に入ってくれて、少しずつ会話は戻りましたが、私は「これ以上迷惑をかけられない」と感じていました。

予定していた里帰り期間よりも、5日ほど早く自宅に戻ることを決めました。

今思えば、母にとってはきっと最後の孫。一緒に生活できるのも、最初で最後。

楽しみにしてくれていたはずなのに、私は「限界だから帰る」という選択をしてしまいました。

■手紙に込めた、正直な気持ち

帰る当日、私は手紙を書きました。

• これまでの感謝

• 怒らせてしまったことへの謝罪

• 思うように親孝行できなかった後悔

書きながら、涙が止まりませんでした。

「私、いつまで同じことを繰り返すんだろう。もう親になったのに…」

なんだか苦い思いが残る、そんな里帰りでした。


■里帰りで学んだこと

里帰りは、「助けてもらう時間」でもあり、「親子の距離を改めて考える時間」でもありました。

感謝していても、お互いに無理をしていたら、すれ違ってしまう。
感謝の気持ちは伝えているつもりでも、それが伝わってないこともある。

自分はもう一人の娘ではなく、

“母になった一人の大人”なんだと、強く感じました。


この里帰りをきっかけに、私は少しずつでも変わっていきたいと思っています。

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